今は主婦!ワーママ辞めました -おそらのたいよう-

4歳、1歳、0歳の三人子育て中の元ワーママです。ワーママ生活や二回の保活、妊娠、出産での経験、日々のことなど。

最高の認可外保育園との出会い。横浜保育室-転勤によるフルタイムワーママ2回目の保活体験談- 後編

前編はこちら↓

 

https://osoranotaiyou.hatenablog.com/entry/2019/08/13/072224

 

息子を実母に預け、夜行バスで関東へ。現地で単身赴任中の旦那と落ち合い、1日目は朝から怒涛のスケジュールで四つの園を回りました。

 

 

保育園見学ツアー1日目 

  • 認可園二つ
  • 認可外一つ
  • 一時保育施設一つ

 

ダメ元で待機児童の少ない認可園を二つ。

一つはマンモス園で少し取っつきにくい印象を受けました。

もう一つは駅に直結の小規模園、こちらはこじんまりして先生も親切。周りに自然が多くとても良さそうでした。

 

しかし、折角見学したものの10月の入園希望だと、タイミング良く退園する子が出て空きがないといけません。

一旦認可外に入園してから認可への転園作戦も考えつつ、狭き門ではありますが、10月は転勤時期に当たるので諦めずに10月入園でも申し込みをすることに。

 

あと二つは、空きがあると情報のあった一時保育施設と、認可外の自宅の隣駅の園でした。

 

一時保育施設は大手が運営している人気園に併設されています。

あくまで一時保育の施設なので、空きはあるけど、毎日預かる子が変わるため、息子が可哀想なのと、毎日利用するとなんと月額16万ほどに!!汗。

他が見つからなかった時には一時的に利用することを考え、念のため見学。

大手ですし、施設も綺麗、スタッフの方もしっかりしていて安心感はありました。

しかし、慣れた保育園からの転園で、再度転園をすることを前提に、環境とメンバーが毎日変わる一時保育に預けるのは息子の負担が大きすぎる。

出来れば利用せずに済むことを願いながらさらっと見学を終えました。

 

もう一つは認可外で駅前の商店街にある小規模園。

ここは空きがある!とのことで期待して見学に行きました。が、色々考慮した結果候補から外すことに。

 

口コミではアットホームというものが多く、気に入って利用している方もいらっしゃると思うのですが、正直預けるには不安な環境でした。

 

まず責任者の方がクセが強く、他の方の個人情報を私達に漏らしまくり…。園内もごちゃついていて、適切に管理できてるのかな?という印象。

その他にも詳しくは書きませんが、色々気になる点が多く、預け先をなんとしても確保したい!とは思っていましたが、ここはパスすることに。

 

預け先に困っている方が沢山いる状況で贅沢かもしれませんが、自分の状況を伝えられない1歳児を預けるわけです。

初めから不安を感じるような施設に預けて、万が一何かあったら…と思うと、ここは候補から外すしかありませんでした。

こんなに保育園激戦区なのに、数人分の空きがあり、「今日決めて貰えれば…」的な発言をされたことも、不安を煽りました。

 

その他にも時間が許す限り、道中でチェックしていた園が近くにあれば、外から雰囲気と周辺環境、駅からのルートなどを見て回りました。

 

1日目はこんな感じで、有望な預け先は見つけられませんでした…。

 

 

真夏に同じ沿線とはいえ、最寄駅がバラバラの園を四ヶ所回るのは中々ハードで、有望な預け先も見つからず、ヘトヘトになって1日目は終わりました。

 

 

 

 

保育園見学ツアー2日目

  • 横浜保育室一つ
  • 外から見学、数件

 

この日はアポが取れているのは一ヶ所だけ。

こちらは空きがある横浜保育室。

今回の本命でした。

一定の基準を満たしている横浜保育室で唯一空きがあった園です。

たまたま問い合わせをした他園の先生が、転勤で保育園を探していることをお話しすると、ここなら少し前まで空きがあった筈、と教えて下さいました。

 

見学に行ったところ、飲食店の裏口横の狭い階段を上がったところが園でした。入ってみると中も少し暗い雰囲気でした。

少し清掃が足りていない部分があったり、子どものお揃いのユニフォームが伸びきっていたり…。

当然うちの子だって保育園着なんて汚れたり着古し感はあります。

でも、上手く言えませんが、全体から受けた印象は、親や保育園のケアが足りていないんじゃないか…と。

もしかしたら、園内が少し照明が暗めだったことや、園舎の隅にかなり埃が溜まっているのを見つけてしまったこと、どこも一杯なのに、ここだけ空いていて、他園の先生からも空きがありそうだと認識されている。ということで不安になっていただけかもしれません。

 

預けたい!と思える雰囲気では無かったです。でも、ここには預けられない、という具体的な理由も見つからなかった。

とりあえず申込みを済ませ、確か予約金みたいなものも払ったような気がします。

それしか選択肢はありませんでした。

 

帰り道、近くにある横浜保育室で、事前に問い合わせていた園にパンフレットを貰いがてら、外からの雰囲気だけでも確認しようと何軒か回ってこの日は終了です。

 

 

 

現地を見て、お散歩の環境が良いニュータウンに絞ってさらに横浜保育室、認可外を探すことに

 

預け先が見つかりホッとしたものの、あまり気乗りしない園だったため、帰宅後、さらに保育園探しは続けることに。

 

通勤経路は2パターンあり、それぞれ利用する路線が違うのですが、実際に行ってわかったのは、一つは昔からの市街地を走る路線、もう一つはここ10年くらいで開発されたニュータウンを走る路線だということ。

 

昔からの市街地はどの駅も、駅前は商店街。必然的に駅近の保育園はその中にあり、道も狭く交通量が多い。

通園にも、園からのお散歩にも環境がいいとは言えません。

 

ニュータウンの方は、自然の多い田舎を、ここ10年くらいで開発しており、どこも駅近に大きな公園が複数あり、道幅も広く歩道が整備されている。駅から園までの経路も、歩道が広く園からお散歩に行く公園も自然が一杯のところが多かった。

 

このニュータウン路線を利用すると通勤時間が1.5倍くらいになるが、環境に惚れ込んで、この沿線に絞って探すことに。

 

 

自然の中での遊びを大切にした園との出会い、そして猛アピール!

 

そこで、まだ調べきれていなかった園の調査を始めたところ、"森のようちえん"というスタイルをとっている保育園を知りました。

"森のようちえん"は北欧で発祥し、細かい定義はないようですが、自然との触れ合いを重視し、毎日自然の中でたくさん遊ぶ方針で運営されているようです。

 

ホームページを見たとき、ここに入れたい!!と興奮しました。調べると、近々の週末に翌年の入園説明会を開いているとのこと。

これは行かなくては!と再び横浜へ。

 

人気園のようで、翌年4月の定員よりかなり多くの方が参加されておりました。

 

園舎はビルの一階で、広くはないものの、内装や家具、おもちゃも木が多く、ナチュラルな雰囲気。

保育士さんは、皆さんトレッキングに行くようなアクティブな服装の方が多いのが印象的でした。

気になる保育の方針は、自然の中での遊びを重視し、食育、木育にも力を入れているとのこと。

園庭はありませんが、徒歩五分くらいで自然豊かな広い公園が二、三箇所あるという恵まれた立地。基本は毎日外遊び! 

 

雨の日もレインコートと長靴でお散歩に行き、雨ならではの遊びをしたり、小さな怪我もすることはあるでしょうが、その経験が大きな怪我を防ぐ能力を育てる、という方針。

 

但し大胆に外遊びをさせる分、危機管理もしっかりされているようで、その当時は保育士さんの数も規定より多めにされていたと思います。

 

 

説明会に参加すると入園を希望する方に、簡単な志望動機を記入する用紙が配られ、後日提出してくださいとのこと。

 

私は既に、園のブログなどで日々の様子を見て、ここしかない!という気持ちになっていました。

小川に入って遊んだり、土の斜面をお尻で滑り降りたり、雨の日に、履いてきた長靴で水溜りの泥水を汲んで見たり…!!

子どもにとって、意味のある濃い時間を過ごせる保育園。

親の仕事という都合がなくても、純粋に通わせたい保育園。

 

こんな保育園に通わせられたら幸せだなーと。今年落ちても毎年申し込んでやる!くらいの熱い想いで説明会に参加しました。

 

しかし!説明会後に配られた用紙には、志望理由を書く欄が3、4行程度のもの。

こんなもんでは熱い想いは伝わらない!と、レポート用紙にありったけの想いをしたため、旦那に園に直接持って行ってもらうことに。

 

今思うと、沢山の方の志望理由を読まれるのに迷惑だったでしょう…、汗。

 

しかし、園側も各家庭の志望理由を知りたいということ。直接契約のため、園側がどの子を入園させるかの大きな判断材料であることは間違いない。

 

特徴のある園のため、説明会へ参加し、保育の理念をしっかり理解した上で、共感してくれるご家庭のお子さんに入園して欲しいという趣旨だと考えました。

 

そこで、園の方針に共感し、是非入園したい旨をきちんと伝えたいと思いました。そして10月に転勤で越してくること、10月の入園は難しいと思うが、次の4月に転園を希望したいという我が家の状況も伝えたかった。

 

 

園の何処に魅力を感じたのか、我が家の子育てに対する考え方、こんな子に育って欲しいという希望、転勤して来た事情と、翌年四月入園の申し込みだが、途中で空きが出れば入りたいことなど。

出来るだけ簡潔に、伝えたいことが伝わるか、何度も何度も読み直し、修正し、三日かかって志望理由を書き上げました。

 

提出した後は、やれることはやった!と思い、実際の引越しの準備に忙殺されていました。

 

 

 

第一希望の園から連絡が

 

そして引越しの前日。

知らない番号から着信があり出てみると…あの保育園でした!!

園長先生が志望理由を読んで、連絡を下さいました。

良ければ10月から来ますか??と。

 

耳を疑いました。

ほんとに??あの素敵な保育園に入れるんですか??と。

是非入りたいですと即答し、引越し後直ぐに通えることに!!

 

 

電話を切った後、営業車の中でやったやったー!と叫んでしまいました。

ちょっと涙も出ました。

 

週明けから、あの少し暗い雰囲気の保育園に息子を預けることを考え、もやもやと不安な気持ちで引き継ぎの挨拶回りをしていたところでした。

 

 

保育士さんの数を規定より多くされていたため年度途中でも入れていただけたのか、たまたま転勤で退園する子がいたのかは分かりません。

 

本当に運が良かったのと、熱意を少しは買っていただけたのかな?と思っています。

 

 

 

直接契約の認可外園へアピールするのがよいかも?!

 

そんなこんなで、奇跡的に希望する保育園への入園が決まりました。

運が良かったと思いますが、直接契約の園にアピールしたのも大きなポイントだったと思います。

というのも、認可園では書類上の点数で決まってしまうため、どんなに入りたくても努力と工夫の余地はありません。

また可能性を少しでも増やすため、通える範囲で複数の園を書いたりして、入りたい園に入るというのは難しいケースが多いと思います。

(中には初めから第一希望しか申し込まなかったり、自治体によってもシステムが違うとは思いますが。)

 

でも直接契約の園なら、点数制ではないため、個別にアピールするチャンスがあります。

園が入園の基準を決めているため、先着というところもありますが、今回のように志望理由などを見ている園もあります。

で、あれば型通り認可園の申し込みをしつつも、直接契約の園で気に入った園があれば頑張ってアピールしてみるのも一つではないかな?と。

私感ですが、今回のように個性が強い園は、お子さん、親御さんの方針、タイプによって合う合わないがあると思います。

園側も出来るだけ園の方針を支持してくれる方に入園して欲しいという面もあると思います。

ですので、運良くそういった園を希望される場合は特にアピールのチャンスではないかと。

 

我が家はたまたま運良く入園することが出来ましたが、保育園が見つからず仕事を諦めた方も多いと思います。

ワーママや、もっと育児参加したいパパを取り巻く環境は相変わらず厳しく、大変な要因は一つではありません。

今後は良い保育園が増え、気に入った園を選べるような環境になることを願っています。

 

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